意味を知る

30657健康のため、散歩をしています。朝の涼しい時間に、あるときには駅までの移動など、少しの時間でも歩くことで心身ともにスッキリすることが出来ます。

何事も長続きしないわたしに、散歩をするための動機付けを与えてくれるのが、歩数計です。歩数計そのものに運動効率を高めたり、体を健康にする力があるわけではないのですが、歩数計をつけて生活することで「あと少しで今日も1万歩だ。もう少し歩いてこよう」というように、今日一日何歩歩いたのか(だいたい何キロ歩いてそれくらいのカロリーを消費したのかなど)が分かることで、体を動かすことに前向きな気持ちになることが出来ます。

スポーツ選手は厳しいトレーニングに耐えます。そのトレーニングに意味があることを知っているからです。人は意味のある苦しみには耐えられます。しかし、意味や価値の見えない試練は本当に苦しいものです。「なんでこんな目に遭うのか」「この苦しみにどんな意味があるのか」等など…。

試練の中で折にかなって与えられる聖書の言葉は、歩数計のように、自分が遭遇している苦しみの意味を教えてくれます。そのときにすべてを理解できなくとも、神様が目的と計画をもって自分の人生を導いていてくださる、という安心感をもって生きることができるのです。


神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。

(新約聖書 ローマ人への手紙8:28 口語訳)


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※写真は、全日本青年大会(7月30日~8月3日)が開催されている沖縄県金武町の「ネイチャーみらい館」の様子です(撮影 金雅映)。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会

牧師 伊藤 滋