次世代につなぐ

息子の中学校の運動会に行ってきました。天候も支えられ、楽しい一日を過ごすことが出来ました。

運動会で一番盛り上がる種目は…おそらくリレーでしょう。リレーにはドラマがあります。一番足が速い選手がいるチームが勝つとは限りません。ずっと先頭を走っていたチームが最後にバトンを落として逆転されてしまうこともあります。走る選手たちばかりでなく、観戦する人たちもハラハラどきどきしながら声援を送ります。

自分も学んだ母校のグラウンドを走る息子の姿を、両親と共に見守りながら、目の前で繰り広げられているリレーの勝敗だけではない、色々なことを考えさせられました。

20150530次世代につなぐ

 

「自分は、親や恩師、人生の先輩たちからバトンを受け取っただろうか?」

「受け取ったバトンをしっかり握って、自分のレースを走っているだろうか?」

「自分が受け取ったバトンを、次の世代に手渡しているだろうか?」

 

 

 


今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。

(旧約聖書 申命記6:6,7 新共同訳)


 

神様は聖書の言葉を通して、「あなたが受け取った大切なものを、次の世代にしっかりと手渡しなさい」と、繰り返し私たちに呼びかけておられます。私たち一人一人も、神様からの大切なバトンを託されたリレーの選手です。あなたは受け取ったバトンを、次の走者に渡しましたか?

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋