クリスマスが終ると、巷はお正月の準備モードです。家の大掃除はもう終わられたでしょうか。
中には、一年間ため込んでしまった汚れと格闘された方もおられるかもしれません。聖書の中に、“あるもの”が沢山溜まってしまった場所を綺麗にする大事な作業があるということが記されています。
「こうして彼は、イスラエルの人々のすべての罪による汚れと背きのゆえに、至聖所のために贖いの儀式を行う。彼は、人々のただ中にとどまり、さまざまの汚れにさらされている臨在の幕屋のためにも同じようにする。」(聖書 レビ記16:16 新共同訳)
“あるもの”とは、人間の“罪”でした。昔、聖所という場所で人間の罪の身代わりとして動物の血が流れていました。人間の罪を動物に(象徴的に)移し、罪を移された動物が血を流し、その流れた血を聖所という聖なる空間のなかへと運んでいきました。
これによって、動物に身代わりとなってもらった人の罪は、聖所の中に溜まっていきました。
しかし、忘れてはならないのは、まだそれが溜まったままだということです。溜まったものを取り除かなければ汚いままです。そのために大祭司と呼ばれる人が溜まったものを取り除く作業を行います。
これは、旧約聖書に書かれていることですが、私たちの罪も同じように天の聖所に溜まっています。今現在、それを綺麗にする作業が天において行われています。私たちの救い主イエス様が、今度は天の聖所の大祭司として働いてくださっています。
この働きにより、イエス様の十字架の救いを受け入れた人たちの罪は、きれいに取り除かれます。イエス様は、年末年始問わず、常に私たちのために働いていてくださるお方です。