クリスチャンという言葉は、イエス・キリストが十字架の死から復活し、天に上げられた後に誕生した呼称です。
イエス様のお弟子さんたちが、「十字架で死なれ、復活されたイエスこそキリスト、つまり救い主である」というメッセージを伝えてまわりました。
周囲の人たちから見ると、いつも「キリスト、キリスト」と言ってる不思議な集団だったと思います。
そんな「キリスト、キリスト」と言って、いつもキリストのことばかり語っていた人たちに対してつけられたのが「クリスチャン」というあだ名でした。
「このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。」(聖書 使徒行伝11:26 口語訳)
このあだ名は、キリストを信じる人たちにとっては光栄なものだったことと思います。このクリスチャンという呼び方は、自称したのではなく、周りからそのように呼ばれるようになったものでした。それは、ただ彼らが「キリスト」を語っていただけではなく、その生き方を通してキリストを語っていたからこそつけられたあだ名でした。
つまり、周囲の人々も認めるクリスチャンだったわけです。聖書は次のように言いまます。
「あなたがたは、主キリスト・イエスを受け入れたのですから、キリストに結ばれて歩みなさい。」(聖書 コロサイの信徒への手紙2:6 新共同訳)
キリストに結ばれた歩みは、私たちの思いをはるかに超えた歩みです。その生活は、「私」ではなく「キリスト」が中心となる歩みです。