私のキリスト教との出会いは、幼稚園を通してでした。マリア・モンテッソーリというローマの精神科医が始めたモンテッソーリ教育という教育法を行う「子どもの家」という幼稚園に入園しました。モンテッソーリさん自身はクリスチャンであったそうですが、調べてみたところモンテッソーリ教育は宗教を問わず行っているものだそうです。
そんな中、神様の最初の導きは、その幼稚園でクリスチャンの先生に出会わせて下さったということでした。他の「子どもの家」に入園していたら、きっとキリスト教に触れることはなかったかもしれません。
子どもの家では楽しい思い出が沢山ありますが、一番思い出に残っているのは、クリスマスに必ず行っていたオペレッタです。
キリスト教、聖書、イエス様、全く知らない中でしたが、この降誕劇を通してクリスマスはイエス様の誕生を祝う日なんだということを早くから学ぶことができました。ちなみに、その時演じたのはヨセフさんの役だったと思います。
「イスラエルの聖なる神 あなたを贖う主はこう言われる。わたしは主、あなたの神 わたしはあなたを教えて力をもたせ あなたを導いて道を行かせる。」(イザヤ書48:17 新共同訳)
神様は、私たちに対して、わたしがあなたを教えると言っておられます。たとえ、今よくわからなくても、神様ご自身が私たちを教えてくださり、導いて道を行かせてくださいます。
神様は、全く何もわからなかった幼稚園児の私を、オペレッタや毎日のお祈り、何気なく歌っていた讃美歌などを通して教え導いてここまで連れてきてくださいました。
それを通して、「あなたを贖う主」を知ることができました。