私が小学生のころ、密かに思いを寄せていた女の子がいました。その子のことが好きなのに、そんなそぶりは決して見せないようにしながらも、いつもその子のことが気になっていました。他の男子がその子と仲良く話している姿を見ると、胸中穏やかではありませんでした。好きなはずの女の子にちょっかいを出し、時に悪態をついていたことを振り返ると、小学生だった自分の心の中に、確かに「ねたみ」という感情があったなあ、と思います。
「ねたみ」は非常に強い感情です。自分の方を向いて欲しい、自分を認めて欲しい、自分に愛情を注いで欲しい!という欲求が満たされないとき、私たちは「ねたみ」を覚えます。ドロドロとした、この感情を自分の力で支配することはほとんど不可能です。自分の心から「ねたみ」という感情が消えてなくなればいいのに!と思うことがしばしばです。
あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。…あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神であるから…。(旧約聖書 出エジプト20:3,5 口語訳)
神様は十戒の中でご自身を「ねたむ神である」と言われました。神様のご品性は私たちとは全く違うはずなのに、なぜ愛の神様がご自身を「ねたむ神」と言われたのでしょうか?それは、神様がそれほど強く私たちを愛してくださっているからです。私たちの思いが、他のものに向いてしまうとき、神様の心は深く傷つくのです。「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない」と言われるほど深い愛を、この「ねたむ神」という言葉はあらわしているのではないでしょうか。
※高尾山麓の美味しい蕎麦屋さんで(撮影:1月21日)。
When I was a child, I liked a girl. However, I was careful not to express to my attitude that I like her. I liked her, so I was looking at her all the time.
When I saw another boy talking with her very friendly, my heart was very upset. At that time I noticed that “I am jealous.”
Jealous is a very strong emotion. We are jealous when we can not receive the affection or interest we want. We hardly can dominate it by myself. I often want to erase jealousy from my heart.
“You must not have any other gods except me.… You must not worship or serve any idol. This is because I, the Lord your God, am a jealous God. (Exodus 20:3,5 ICB)
According to the Ten Commandments, God says about Himself “I am jealous God.”
Why did God say so? The character of God is different from us. He has perfect love. Because God loves us so much. When our hearts turn to other things, God grieves deeply. God said that “You must not have any other gods except me.” He is seeking us so strongly. I think that God’s so strong love is expressed in this word.