困難な状況にある誰かの相談に乗るというのは簡単なことではありません。自分が経験したこともないような難しい問題を抱えている人もいますし、仮に自分が同じような経験をしていたとしても、その経験がそのまま相手の人に当てはまるわけでもないからです。
ヨセフは旧約聖書の代表的な人物の一人です。ヨセフは夢の解き明かしをする能力を神様から与えられていました。その彼が牢屋の中で一緒になった人たちに語った言葉です。彼らはそれぞれに大きな問題を抱えていました。
ヨセフは、「解き明かしは神がなさることではありませんか。どうかわたしに話してみてください」と言った。
(旧約聖書 創世記40:8 新共同訳)
彼のこの言葉は、私たちに大切なことを教えています。一つは、「解き明かしは神がなさること」すなわち、私がその人の問題を解決できるわけではないということです。私たちがなすべきことは、そのような方に「解き明かしをなさる神」を指し示すことなのかもしれません。もう一つは「どうかわたしに話してみてください」すなわち、その方の話を聞かせていただく、ということです。私はその方の問題を解決することは出来ないかもしれませんが、お話を聞かせていただくことは出来ます。私たちはこのヨセフの言葉から、解き明かしをなさる神様への絶対的な信頼と、「どうかわたしに話してみてください」というカウンセリングマインドを学ぶことが出来るように思います。
Sometimes, it’s difficult to give some advice to people who is in hard situation. Because I don’t have answer for the hard situation too. Even if I had answer based on my personal experience, sometimes I can’t apply it for others.
Joseph is one of the representative person in the Old Testament. God gave him ability of interpretation for dreams. So, he was able to interpretation the meaning of dreams. It is the word that he told people who met in prison.
Then Joseph said to them, “Do not interpretations belong to God? Tell me your dreams.”(Genesis 40:8 NIV)
His saying teach us very important things.
“Interpretations belong to God”
We cannot solve for problems that are people have. It is able to God alone.
We are able to just suggest Him.
“Please tell me your dream, your story.” He said to them.
We cannot solve that, however, we can listen their story carefuly, with deep sympathy.
We can learn that trust to God who has problem-solving ability, and counseling mind that Joseph had.