時間が過ぎるのは早いもので、広島三育中学校から帰ってきて1週間が過ぎようとしています。広島に向かう日が近づいてきた頃、日増しに強まるプレッシャーに押しつぶされそうになりながら「神様、私を力づける約束の言葉を与えて下さい!」と必死に祈りました。その朝、与えられた聖句は次の箇所でした。
彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。
(旧約聖書 創世記11:4 口語訳)
「神様、もっと心が奮い立たされるような言葉をお願いします」そんな気持ちでこの箇所を読みました。しかし何度か繰り返し読んでいるうちにドキッとさせられました。自分の心の奥にこの「名を上げよう」(新共同訳聖書では「有名になろう」)という自己顕示欲があることに気づかされたからです。「自分を高めたい」「高い評価を得たい」という思いは、過度のプレッシャーを生み、自分自身を苦しめます。そして私たちクリスチャンの働きを、神中心ではなく、自己中心的なものにしてしまいます。この日与えられた聖書のこの言葉によって、自分の心の中に「バベルの塔」があることに気づかされました。
この聖句を紙に書き、中学生の前に立つたびに何度も読み返しました。そして「神様、私の心から『バベルの塔』を取り除いてください!」と祈りました。
私たちの心の中には常に戦いがあります。最も強い敵は自分自身の中にいるのです。しかし神様はそんな私たちの心を、私自身以上に良く知っていてくださり、折にかなって必要な言葉を与えてくださいます。
いつも私の心のまん中にバベルの塔ではなく、イエス様の十字架がありますように。
“Tower of Babel” in my heart
I visited Hiroshima Saniku Gakuin junior high school last week. Before I visited there, my heart was uneasy. I felt strong pressure. I prayed to God. “Please give me the words to encourage me.”
God gave me this Scripture.
Then they said, “Come, let us build ourselves a city, with a tower that reaches to the heavens, so that we may make a name for ourselves; otherwise we will be scattered over the face of the whole earth.”(Genesis 11:4 NIV)
I could not be encouraged by reading this Scripture. However, when I read it repeatedly, I noticed it. In my mind that there is a “Tower of Babel”.
I have a self-assertive mind. It often plagues me. It makes our hearts self-centered, not God-centered. This scripture made me realize that I have “Tower of Babel”. I wrote this verse on paper and carried it around. I read it before preaching. I prayed to God, “Please break my” Tower of Babel “in my heart!”
There is a great fight in our hearts. My greatest enemy is in me. However, God is our supporter and sympathizer always.
I hope that there is always a cross of Christ instead of “Tower of Babel” in my heart.