聞くことによって始まる

英語漬けの生活が始まって2週間になろうとしています。語彙や文法、他にも弱点だらけの私の英語ですが、特に弱いなあと実感しているのが「リスニング」(聞き取り)です。聞き取る力が弱いと、クラスで先生が言っていることが理解できません。友だちとの会話にも支障が出ます。研修を受けているグループ全体への大切な発表も聞き漏らしてしまいます。

これまでもリスニングの力をつけるために、英会話のアプリを毎日聞いたりしてきましたが、今のところあまり成果が出ていません。諦めずに続けていこうと思います。英語と苦闘しながら今回強く感じているのは、「聞く力を身につけるためには訓練が必要だ」ということです。

「聞くこと」が大切なのは、英語に限った事ではありません。人と人との関係、そして人と神様とのにおいても、「相手の話を聞く」ことはとても重要です。聖書は繰り返し「聞くこと」の大切さを私たちに教えています。

実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。

(新約聖書 ローマの信徒への手紙10:17 新共同訳)

少年サムエルは、神様からの呼びかけを聞いたときこう答えました。「どうぞお話しください。僕は聞いております」(サムエル上3:10)。この「聞く」とは、「単に音声が耳に入って来ること」ではなく、「意識して耳を傾ける」姿勢です。私たちが神様の声に、そして周りの人たちの心の声に耳を傾ける姿勢を持つとき、それまで聞こえなかったものを聞くことが出来るようになっていくのかもしれません。

※写真は昨年11月の研修の様子です。