わたしの心を知ってください。

6月25日(日)から、北アジア太平洋支部主催の研修に参加するためにAPIU(アジア太平洋国際大学:タイ)に滞在しています。これは昨年11月に続いての2回目の研修です。朝から夕方まで、英語とリーダーシップの授業が続き、「仲間との会話もすべて英語」というルールの中で17日間を過ごすのはきついものがありますが、懐かしい仲間たちと再会して共に中身の濃い時間を過ごせるのは本当に嬉しいことです。

今週受けた講義の中で「嫉妬」がいかに我々の心を蝕み、そのリーダーシップを妨げるものであるかを考える時間がありました。講義が始まった頃、私は先生の話を一般論として聞いていましたが、講義を聞いているうちに、自分の心の中にどれほど強くこの「嫉妬心」が根を張っているかに気づかされていきました。講義の最後に、ひとつの聖句を読みました。

神よ、わたしを究め/わたしの心を知ってください。わたしを試し、悩みを知ってください。御覧ください/わたしの内に迷いの道があるかどうかを。どうか、わたしを/とこしえの道に導いてください。

(旧約聖書 詩編139:23,24 新共同訳)

自分自身の本当に姿に気づくのは本当に難しいことです。しかも自分の姿に気づいたとしても、その醜い姿を自分ではどうすることも出来ません。しかし、この詩編の祈りの言葉は、私に希望を与えてくれました。私たちは神様に自分の心を明け渡し、導いていただくことが出来るのです。私の心にも、そしてあなたの心にも、神様の平安がありますように。