昨日、病院の駐車場に車を入れようとしたところ、急にエンジンがかからなくなってしまいました。後ろには同じように駐車場に入ろうとする車が列を作っています。とっさにギアをニュートラルにして車を降り、必死に車を押すと、幸い車はゆっくりと動き始めました。悪戦苦闘している私を見かけた通りすがりの人たちに助けられ、なんとか駐車スペースに車を停めることができました。
実はその3日ほど前、カー用品店でオイル交換をしてもらったとき、店員さんに「無料で点検をすることが出来ますがいかがでしょうか?」と声をかけられたのですが、「時間もないし、余計な出費になるようなメンテナンスを勧められるからいいや」と思い、「今日は大丈夫です」と断ったことが思い出されました。
先週は健康診断を受けましたが、自動車も自分の身体も、いつ何があるか分からないものだということ、そしてその時のための備えをすることが大切だと痛感させられました。
聖書にこのような言葉があります。
イスラエルよ/お前は自分の神と出会う備えをせよ。
(旧約聖書 アモス書4:12 新共同訳)
いつ起きるか分からない、しかしいつか必ず起きることのための備えをするように、聖書は私たちに呼びかけています。
10月29日の午後、八王子教会では、終活セミナー「私の葬儀の備え」を持ちます。時に私たちは「死」をタブー視してしまいます。しかし、神様は私たち人間の人生の終末というとても大切な出来事を通して、ご自身の栄光をあらわしてくださるのです。あなたは備えが出来ていますか?
セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋
※3年前にも車が故障したことがありました。2013年4月撮影。