先週末、兼任している八王子教会では毎年恒例のVBS(夏期聖書学校)でした。今年は教会に泊まってスーパー銭湯や花火、早朝から近くの公園でカブトムシ取りをしたり、熊本地震を支援する気持ちを込めてねんど工作(熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」を作りました)をしたりと、盛りだくさんの1泊2日でした。
ふだん教会で顔を合わせている子どもたちの、ふだん以上に楽しそうな笑顔が印象的でした。
イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。
(新約聖書 マルコによる福音書10:13~16 新共同訳)
イエス様のところに子どもたちを連れてこようとしていた人たちを弟子たちが叱った、と書かれています。もしかしたら、イエス様の弟子であるはずの教会や牧師が、イエス様のもとに来ようとしている子どもたちの妨げになってはいないだろうか?と自問させられます。
あるスタッフの方が言われた「教会で遊ぶことはイエス様と遊ぶことと同じじゃないかなぁ」という言葉が心に響きました。VBSは終わりましたが、これからも子どもたちがイエス様のところに来るサポートをしていきたいものです。子どもたちを優しく抱っこされた、イエス様の笑顔を思いながら…。
セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋