投稿者「伊藤 滋」のアーカイブ

自分の心を守れ

1月から3月まで、私たちの教会では旧約聖書の「箴言」から学びました。「箴言」には考えさせられる言葉がたくさんありましたが、私が一番心に残ったのは次の言葉でした。


 

20150328自分の心を守れ何を守るよりも、自分の心を守れ。

そこに命の源がある。

曲がった言葉をあなたの口から退け

ひねくれた言葉を唇から遠ざけよ。

目をまっすぐ前に注げ。

あなたに対しているものに

まなざしを正しく向けよ。

(旧約聖書 箴言4:23~25 新共同訳)

 


「自分の心を守る」とは、自分本位に生きることではありません。自分に都合の悪いことに目を閉ざすことでもありません。私たちは時として目の前にある現実の厳しさのゆえに、それを直視するのが辛くなってしまうことがあります。しかし箴言は、「曲がった言葉・ひねくれた言葉を捨てて、目をまっすぐ前に注げ」と教えています。

あなたは「自分の心を守る」ための時間を持てていますか?

「忙」という漢字は「心を亡くす」と書きます。人間は忙しさの中で自分の心を振り返る時間を失い、やがては心を失ってしまうのです。

どんな厳しい現実の中にあってもあなたの心が守られて、喜びと希望をもって毎日を過ごすことができますように。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

手入れをなさる主

3月10日、聖書のつどいの皆さんと、府中郷土の森公園に梅のお花見に行ってきました。

公園内には約60種類・1100本の梅が植えられていて、訪れる人たちの目を楽しませてくれます。

20150321手入れをなさる主梅の花を眺めながらお弁当をいただき、その後ゆっくりと園内を散策して梅林の眺めや香りを楽しむことが出来ました。

間もなく梅の花の見頃は終わり、桜の開花の季節を迎えようとしています。美しく花が咲く時期、花見の名所にはたくさんの人が集まります。

しかし、その陰で人知れず木の管理・手入れをしている方々がおられるということ、そしてこれだけの梅林や公園に植えられた植物の管理にはどれほどの苦労があるのだろうかと、考えさせられました。

 


わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。

わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。

しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。

(新約聖書 ヨハネによる福音書15:1,2 新共同訳)


美しい花を咲かせ、豊かな実を実らせるためには樹木の手入れが不可欠であるように、私たちも神様によって「手入れをされる」ことがあります。それは自分の身を切られる、大きな痛みの伴う経験です。しかしこの痛みは、私を不幸にし、滅ぼすためのものではなく、より多くの花を咲かせ、実を残すための「手入れ」なのだと聖書は教えているのです。

「神様…。正直言うと痛いのはイヤですが…あなたが良いと思われることを行ってください。」

それがわたしの祈りです。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

第2回「み言葉と食事を食べる会」の報告

3月13日(金)17時より、甲府教会で二回目の「み言葉を食事を食べる会」がもたれました。

今回は前回よりも少し参加者が少なくなりましたが、それでも7人が集まりました。

讃美歌を歌い、それぞれに1週間の出来事を語り合い、聖書の言葉に耳を傾けました。

私はこの1週間あったことを語り合う時間が好きです。

参加者の皆さんとは毎日会えるわけではありませんが、一人一人のお話を聞いていると

「この方はこんなことがあった1週間だったんだなあ~」と、その方の生活の一端を垣間見ることができるからです。

今回の食事は…グルテンの味噌かつ丼・お吸い物・ふきのとうの天ぷらでした!

どれも本当に美味しかったです!

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次回の「み言葉と食事を食べる会」は、4月10日(金)17時からです。

皆さまのお越しをお待ちしております。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

見よ、わたしは新しい事をなす

卒業、転勤、就職…。春は旅立ちと別れの季節です。

先日、息子が3年間学んだ中学校の卒業式に出席20150314見よ、わたしは新しい事をなす2しました。心身共に成長させていただいた我が子の姿を見て、胸が熱くなりました。そして卒業生だけでなく、保護者・在校生、先生方までもが涙を流しながら別れを惜しみ、門出をお祝いしてくれる姿を見て、またまた胸が熱くなったのでした。

かわいい子犬が、いつまでも子犬のままではないように、子どもたちも少しずつ成長して親元から巣立っていきます。それは一抹の寂しさを覚えることですが、一人一人が成長し、一人の人間として自立していくために必要なプロセスです。

卒業式の後の謝恩会で校長先生が紹介された聖書の言葉が心に響きました。


見よ、わたしは新しい事をなす。

やがてそれは起る、あなたがたはそれを知らないのか。

わたしは荒野に道を設け、さばくに川を流れさせる。

(旧約聖書 イザヤ43:19 口語訳)


「新しい事」が始まるとき、それはこれまで慣れ親しんできたものとの「別れのとき」でもあります。別れは寂しいことですが、そこから荒れ野に道が開け、さばくに水が流れるような素晴らしいことが始まるときなのです。

新しい旅立ちをする人、それを見送る人、慌ただしさの中で様々な思いが行き交う季節です。神様が与えてくださった出会いに感謝しつつ、それぞれに与えられている道をしっかりと歩んでいきたいものです。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

「み言葉と食事を食べる会」のお知らせ

直前のお知らせになってしまいました。

本日、第二回「み言葉と食事を食べる会」が持たれます。

1週間を振り返り、ゆったりとして気持ちで語り合い、聖書の言葉を読み、おいしい食事をいただく会です。

とき:3月13日(金)17時~18時30分

ところ:セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

(写真は前回の様子です)

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