投稿者「伊藤 滋」のアーカイブ

第4回「み言葉と食事を食べる会」の報告

5月8日(金)17時より、「み言葉を食事を食べる会」が行われました。

今回も8名の方が参加してくださいました。

先月は「見失った羊のたとえ」(ルカによる福音書15:1~7)を読みましたが、今回は「放蕩息子のたとえ」(同15:11~32)を読み、それぞれに感じたことを分かち合いました。

自分自身もこの「放蕩息子のたとえ」に近い体験をしてきました!という体験談も聞かれて、イエス様が話されたこの譬え話が、とても身近なものに感じられました。

み言葉をいただいた後は・・・食事です!

今回は、山菜の天ぷらうどんでした!揚げたての山菜天ぷら、本当においしかったです!ごちそうさまでした。

次回は6月12日(金)17時からになります。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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キリストの香り

ある教会員の方のお見舞いに病院を訪問したときのことです。いつものように病室に入ろうとすると、ベッドのほうから讃美歌の声が聞こえました。少し不思議に思いながら枕元を見ると、一人の看護師さんが、入院中のその方のために讃美歌を歌ってくださっているところでした。

「○○さんの教会の牧師の伊藤です」と挨拶をしますと、その看護師さんは少し照れくさそうに笑いながら「わたしの讃美歌、聞こえちゃいましたか?わたしもクリスチャンなんです。宗派は違うかもしれないけど、○○さんも知っている讃美歌があればいいな、と思って。」と話してくださいました。枕元を見ると、見やすいように拡大コピーされた讃美歌の楽譜や、主の祈りの言葉などがあり、この看護師さんが病床で過ごしているこの方のためにクリスチャンとして出来る限りのことをしようとしてくださっている、その思いが伝わってきました。

使徒パウロはこのような言葉を残しています。


神は、わたしたちをいつもキリストの勝利の行進に連ならせ、わたしたちを通じて至るところに、キリストを知るという知識の香りを漂わせてくださいます。救いの道をたどる者にとっても、滅びの道をたどる者にとっても、わたしたちはキリストによって神に献げられる良い香りです。

(新約聖書 コリントの信徒への手紙Ⅱ 2:14,15 新共同訳)


 

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その日、病室で「キリストの香り」に触れることが出来ました。

「香り」は本人が自覚していても、あるいは自覚していなくても周囲に伝わっていきます。

私たちも「キリストの香り」を放つ者とさせていただきたいものですね。

 

 

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

 

第4回「み言葉と食事を食べる会」のお知らせ

甲府教会では、毎月第二金曜の夕方に「み言葉と食事を食べる会」を持っています。

教会に集まり、讃美歌を歌い、短い聖書の言葉をみんなで読み、そこから感じたこと・疑問に思うことなどを分かち合う集まりです。

みんなで聖書を読んだ後は・・・おいしい食事をみんなで頂きます!

肩ひじ張らずに参加できる集まりです。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

第4回「み言葉と食事を食べる会」

5月8日(金)17時~18時30分(予定)

場所:甲府キリスト教会

写真は、これまでの「み言葉と食事を食べる会」の様子です。

 

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悩みの日にわたしを呼べ

広島三育学院高校の祈祷週にお招きいただき、懐かしいキャンパスで1週間過ごさせていただきました。朝夕、高校生の皆さんと礼拝をし、その他の時間は希望する生徒と面接をしたり、授業をしたり、嬉しい出会いがいっぱい詰まった1週間でした。

1週間、朝夕の礼拝で「悩みの日にわたしを呼べ」というテーマで、私たちが生きている中で抱える様々な悩みについて聖書の言葉から考えました。その中で、生徒たちが悩みを抱えながらも、それぞれの悩みに真摯に向き合い、答えを探している姿を何度も見せられました。

悩みのトンネルの中で、手探りで出口を探すのは簡単なことではありません。一生懸命に探そうとすればするほど、真摯に向き合おうとするほど、悩みが深まってしまうことさえあります。でも、そんなときでもごまかさずに誠実に自分自身の人生を一歩一歩進んで行こうとしている姿を見ていて深い感動を覚えました。

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悩みの日にわたしを呼べ、

わたしはあなたを助け、

あなたはわたしをあがめるであろう。

(旧約聖書 詩篇50:15 口語訳)


 

悩みを抱えている人が、その悩みの中から神様に呼ばわり、その悩みの中で神様と出会う体験へと導かれますように心から願っています。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋

怠け者よ、蟻のところに行って見よ

聖書には私たちの心を慰める言葉がたくさん書かれている一方で、読む者の心に鋭く迫る警告の言葉も数多く書かれています。そのどちらもが、神様から私たちへの愛のメッセージです。


 

怠け者よ、蟻のところに行って見よ。その道を見て、知恵を得よ。

蟻には首領もなく、指揮官も支配者もないが

夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。

(旧約聖書・箴言6:6~8 新共同訳)


「蟻を見習って備えをしなさい」との警告です。春になり、日差しの暖かい日には冬の間はほとんどその姿を見せることのなかった蟻たちが活発に活動しています。

私たち人間は自らを「万物の霊長」などと呼びますが、動物や昆虫から大切なことを教えられることも多いのです。

蟻は限られた時間の中で勤勉に働き、将来への備えをします。私たちはどうでしょうか?

4月25日、姉妹教会の八王子教会では「東日本大震災の教訓から首都直下大地震に備える」と題して防災講演会がもたれます。東日本大震災のとき、私たちはいざというときのための備えをすることの大切さを学びました。しかし、いま私たちは「備え」をしているでしょうか。様々な「備え」があります。災害への備え、将来への備え、イエス様を迎えるための備え…など。

「だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである」

(新約聖書・マタイによる福音書24:44 新共同訳)

とのイエス様の言葉をもう一度心に留めたいと思います。

セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋20150425怠け者よ

※写真は、自宅前のプランターです。春になり、チューリップの花が咲きました。