この花をご存じでしょうか?私は最近までこの花の名前を知らなかったのですが、「ナガミヒナゲシ」という外来植物だそうです。確かにここ数年、この花を目にすることが増えて来ているように感じます。一つの実から1600粒もの種が生まれ、根と葉からは周囲の植物の生育を強く阻害する物質を生みだすことなどから在来植物への影響が心配されているそうです。
今までなかったものが俄かに存在感を増してくると、既存の勢力は危機感を覚えるものです。新約聖書の中で、使徒パウロは次のように言われています。
この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人という一派の首領でございます。
(新約聖書 使徒行伝24:5 新改訳)
イエス様と、イエス様に従った弟子たちには驚くような影響力がありました。使徒パウロはローマ帝国の権力者たちに「ペストのような存在」と恐れられました。イエス様は天国を一粒の種にたとえて人々に教えられました。イエス様が蒔かれた種は、地に落ちて、後に芽を出して何百倍・何千倍にも増えて拡がっていきました。私たちはいま、この聖書の言葉にそのような力があることを心から信じているでしょうか。私たちは弱い存在ですが、この言葉に力づけられて、神様の素晴らしさを周りの方にお伝えしていきたいものです。
セブンスデー・アドベンチスト甲府キリスト教会 牧師 伊藤 滋